2008年2月2日土曜日

第2回離婚調停 [2/2]

[注意]
本エントリは、私の主観に基づく離婚調停の記録です。
細部の省略や、プライバシーに関わる事項についてのご質問等については、お答えいたしかねることもあることをご了承ください。


私のターン 2


調停員さんから、ニゲの話についてと、感想を聞く。
(a) 気落ちして、仕事が手につかない。
(b) ニゲは再就職は困難なので、しないと言っている。
(c) 納得するところがないようだ。

まず、(a)だが、実は私もこの頃は不安定な精神状態で働いていた。ちょっとしたことがきっかけで、後悔に襲われ、涙が出てきてしまうような状態だった。しかし、働いた。自分の将来のためである。目先の苦しさに負けてはいけないと思っていたのだ。ニゲにはさらに現実的に、自分で自分の生活を成り立たせていかなければならないという問題があるはずである。「そんなことを言っている余裕があると思っているの?」と思った。

ニゲは、私より一回り以上年上なので、(b)は当然の反応だろう。でも、ある程度、腕に覚えがあるのだから、見栄さえ捨てられればなんとかなるような気がする。それに、私の収入だってあるのだから、二人でやり直すというのならば、ひとりできっちりと稼ぐ必要もないのである。ただ、ニゲは、収支についてろくな説明をしていない。もしかしたら、私が思っていた以上の、私には言えない借金があったのかもしれない。

もし、離婚を切り出された原因が分かるようならば、そもそも離婚を切り出されるような事態は回避できただろう。(c)は予測の範囲内である。

調停委員さんより、お金を出すときに強く言うべきであったのではないかと言われる。確かに、そうだろう。「厳しくいうと不機嫌になり、一応の目処をいうが、それが当てになったことはなかった。返すあてなどなく、言っていたのかもしれない。」と答えておいた。

今回は、ここまでということになった。調停委員さんより宿題を出された。「どのような条件でなら、ニゲのことを認められるのか。」を考えておくようにとのこと。思いつかないが、とりあえず、考えてみることにした。

ニゲのターン 2


帰る時間をずらすためだと思われる。おそらく、20〜30分ほど遅れて、終了となったと思われる。


[第2回離婚調停 完]

第2回離婚調停 [1/2]

[注意]
本エントリは、私の主観に基づく離婚調停の記録です。
細部の省略や、プライバシーに関わる事項についてのご質問等については、お答えいたしかねることもあることをご了承ください。


私のターン 1


調停委員さんより、第1回目からの近況を聞かれる。
・ボーナスがでたため、それを使って自動車ローンを繰上完済した。
・離婚の意思は固い。
・今は、心も落ち着いてきている。

ニゲが長期出張をしていてもがんばっていられたのは、「支えたいという気持ちが、あなたにあったからでしょう。」と言われる。口には出さなかったが、「長期出張でも、出費が賄えるというのなら、それで上等。」と思っていたからでもある。当時の私は、家庭を顧みる余裕がなくとも、ニゲの仕事が黒字になればそれが最上だったのである。

調停委員さんとのやり取りの中で、ニゲが両親と私に借りたお金については、なるべく返してもらう方向でいきましょうという話になる。

ズルズルとお金を渡していた訳について話す。
(1) 入金の予定が分かっても、出金の予定があることも分かっているので、強く返済を主張できなかった。

ニゲの仕事を手伝って欲しいと言われた時のことについて話す。
(2) 「勤めを辞めてしまうのは、リスクが高過ぎた。二人とも不安定な収入になるわけにはいかない。」
調停委員さんは、「辞めなくて良かったのかもしれない。」とコメントする。

第1回目の調停で、調停員さんとニゲのやり取りで出てきた事柄について応答する。調停委員さんの思ったことについても聞く。
・やり直せないかと言っていた。
・男性調停委員さんは、元業界の人らしく、業務の実情について詳しかった。
・ニゲは、会社のお金と家計がごっちゃになっていたので、状態が分からなくなっていたのではないかと感じたそうである。
・「1200万円は8年間でならすと、とびきり大きな額ではない。」と指摘される。私も、「仕事で出て行く額としては、とびきり大きな額ではないと認識しているが、家計にとっては大きかった。」と答える。

ついでなので、過去のお金に絡む事実も話しておく。
(3) 以前に、1回、銀行から融資を受けようとして、うまくいかなかったことがある。

調停委員さんより、「お金の問題もあるので、粘り強くやっていこう。」、「両親に借りた分などは、私の立場もあるだろう。」と言われる。その通りである。また、私の給料は、「とびきり多くもないが、さほど悪くもない。」と言われる。同感である。それで生活ができない状態に傾きがちだったから、私はそれを問題だと認識し続けていたのである。

また、以下のような、お約束な質問をされる。
・生活費などはもらっていないのか。
・連絡を取っているか。
生活費は一切もらっていなかったが、実家に住んでいる上、給料もあるので困ってはいないと答える。自動車ローンが繰上完済できているくらいなのだから、困っているわけはないのである。おそらく、確認しておくべきことなのだろう。
連絡もメールでやり取りはあったが、事務的な事柄であったことを話した。

ニゲから、年末にプレゼントをもらったが、未開梱であることを話した。ニゲは、なぜか勤め先にプレゼントを贈ってきていたのだ。箱ごと机の下に押し込んでそのままになっていた。

私のターンが終わるにあたり、調停委員さんより提案がある。
どのような条件でなら、ニゲのことを認められるのかを挙げておいて欲しい、とのこと。もしそれがダメだというのなら、説得に使えるとも言われた。


ニゲのターン 1


待たされている間、申立人待合室で、今回話したことをメモにまとめる。
ニゲは遅刻ていて、ニゲのターンは、到着し次第になる。次に呼ばれるまで、1時間以上待つ。

[続く]

今年の展望

楽しみにしてくださっている方もいらっしゃるというのに、更新が滞っておりました。すいません。

月に2〜3回は更新をと思っておりましたが、年末年始と色々とあり、ちょっと週末の自分だけの時間が減りました。新しい彼氏ができました。お互いの存在はかなり以前から知っていたのですが、再び独身になって再会してから、お付き合いを始めました。

そろそろペースもつかめてきたので、自分の時間を工面しました。

さて、昨年末までにニゲがやらなければならないことがひとつありました。しかも、調停調書にも書かれていることでした。それが実行されたかどうか、何の連絡もないのです。さすがに、年が明けてひと月経ったため、確認を取ってみようかと思っています。これで、何もやっていなかったら地裁に連絡を取ろうと思っております。ただ、内容的には、地裁が何かできるというような性質のものではないために、「ニゲは何もやろうとしない人だ」というアリバイのためでしかありませんが。

ところで、おつき合いしている彼には悪いのですが、どうも自分の判断に自信が持てません。彼になんといわれても、自分の判断を疑っているため、返答ができないのです。目の前の返答だけではなく、もっとそれ以前のところで何かあるのではないか、という疑問につきまとわれています。

種類を問わず大きな判断の誤りを経験すれば、当然、抱くようになる考えだと思います。

失敗は、挑戦をした者しか手に入れることができないものです。その失敗が、新しい視点を与えてくれているのだと思います。なので、疑いを抱く今の自分を、よく理解しようとしています。それが、挑戦で手に入れられるものの価値を高めると信じているからです。