2008年11月24日月曜日

引っ越すらしい

ニゲは、実家のある市に引っ越すようです。

私にも土地勘がある場所でしたので、どこかすぐにわかりました。今日、外から見てきました。既にカーテンが取り付けられており、引っ越しも間近かと思われます。

引っ越しの費用として、100万円程度が必要かと思います。来年から支払い関係が始まります。ここで使ってしまったのでお金はないという言い訳が出てくる可能性がでてきました。もし、今住んでいるところでも家賃滞納をしているようなら、さらに出費があるはずです。

先日、強制執行のタイミングについて考えをまとめておきました。

強制力ある手段を計画に含めて、来年の支払い関係を迎えることにしました。

2008年9月25日木曜日

離婚1周年

離婚成立から1年が経ちました。この1年、色々なことがありました。

今、落ち着いて毎日を過ごしています。何よりも違うのは、私自身が、自分を大切にしようという意識をいつも持てるようになったことです。

今、幸せです。

第6回離婚調停 [3/3]

[注意]
本エントリは、私の主観に基づく離婚調停の記録です。
細部の省略や、プライバシーに関わる事項についてのご質問等については、お答えいたしかねることもあることをご了承ください。


私のターン 3


書記官を交えて相談となる。ニゲは、前回調停から離婚を考え始めているようである。
条件について詰める。先ほど出た内容と大差ないものに落ち着く。

ニゲのターン 3


帰る時間をずらすためだと思われる。おそらく、20〜30分ほど遅れて、終了となったと思われる。

[第6回離婚調停 完]

2008年9月24日水曜日

第6回離婚調停 [2/3]

[注意]
本エントリは、私の主観に基づく離婚調停の記録です。
細部の省略や、プライバシーに関わる事項についてのご質問等については、お答えいたしかねることもあることをご了承ください。


私のターン 2


30分ほどで終わった。
調停委員さんから、条件についての相談があるという流れを切り出される。調停が不調に終わるという可能性もあるが、一応、条件を決めておこうと言われた。なお、ここで出てきている項目は、これまでに私が主張し続けたものである。調停委員さんは、それに沿ってニゲに話をしたようである。





(1) 私の両親から借りたお金

私の条件

ニゲが払える範囲の月額で、分割してよい。期間は問わない。
ニゲからの提案

月々5万円でどうか。


(2) 車について

私の条件

ニゲが、ニゲの使っている車の代金を払うのなら、名義をニゲにする。払えないのなら、車を引き上げる。
ニゲからの提案

仕事に差し支えるので、引き上げるのは勘弁して欲しい。月々3万円でどうか。
とりあえず

ニゲは、自動車保険を更新せず、無保険状態だった。そのような状態の車の名義人であることは避けたいので、支払い条件を提示したことを理由に、名義変更をすることにした。


(3) ネコを引き取りたい

私の条件

置いてきたネコを引き取りたい。ただし、一番かわいがっていたネコは連れてきていたので、強くは主張していない。
ニゲからの提案

ニゲが育てたい。


(4) 私が貸した分

私の条件

貯金できていたとしてもおかしくない額として、700万円を提示。もちろん、減らされることを考えて、多めになっている。
ニゲからの提案

離婚を考え始めているので、金額を考えて欲しい。


(5) ニゲの会社の役員を辞めたい

私の条件

辞任届けを出すので、受理して欲しい。
ニゲからの提案

年末までにはやるつもりである。

ニゲは「今後の目処が立たない。カードの支払いができず、困っている。」と言っていたそうである。調停委員さんたちは、「私を頼っていたのだろう。」と言っていた。



「調停が不調なら、裁判を考えている。」と言ったところ、調停委員さんに「裁判はお勧めしない。」と口を揃えて言っていた。



調停委員さんが言うには「いったん取り下げて、半年ほど待ってから、再度申し立てる。」というコースも無い訳ではないそうだ。しかし、それでは時間がかかり過ぎである。



調停委員さんに、ニゲの話はどうどう巡りだといわれる。「今、落ち込んでいて、仕事が進まない。」、「うまくいかず、叱られてしまった。」、「支払いは、方々に滞りがある。」、「そばにいてくれると、違うのに。」などなど。最初の頃と大差のないことを言っている。



ニゲのターン 2


今回は、さらに続いたのである。やはり、1時間程度待たされた。待たされている間、申立人待合室で、今回話したことをメモにまとめる。

[続く]

2008年9月23日火曜日

第6回離婚調停 [1/3]

[注意]
本エントリは、私の主観に基づく離婚調停の記録です。
細部の省略や、プライバシーに関わる事項についてのご質問等については、お答えいたしかねることもあることをご了承ください。


私のターン 1


30分ほどで終わった。調停委員さんたちは、長引き始めていることを気にしているようだった。調停委員さんたちも、既にやり直しは困難だと感じているようで、離婚へ向けての話としてやり取りとなった。




  • 1,200万円は現実的ではないと指摘される。

  • ニゲは、ひとりで仕事をしていた。仕事については把握漏れはないはず。

  • 私がニゲについて思っていたことを話す

  • 調停委員さんより、ニゲは「自己破産するしかないと言っている」と言われるが、「そういった脅しには乗れない」という返事をした。

  • 経営改善策から3ヶ月ほど経ったが、何かを実行したという話は一切ない。実行すると言って、何もしないのは、これまでずっと繰り返してきたことである。」ということを話す。これで、「口だけで実行しないニゲ」を実際に見てもらう作戦は成功したといえる。

  • ニゲが、現在の経済状況を認識できないでいるのなら、金銭的な約束については信用することができない。現状を認識できているのなら、話し合いに応じたい。

  • 調停委員さんより「調停が長く続くようなら、いったん取り下げて、しばらくしてから再度調停を申し立てることもできる。」と言われる。もちろん、その間は宙ぶらりんになる。できない相談だ。

  • ニゲの乗っている車の保険の更新をしたかと、調停委員さんに伝言をお願いする。

  • ニゲへの感謝の弁を述べる。



いくつかについて、少し、補足する。

1,200万円は現実的ではない

払ってもらえるなどとは思っていない。そもそも、払えるような人なら離婚など考えなかったかもしれない。
前回も書いたが、私には、ニゲの年収がわからない。それでは、こちらも妥協のしようがないだけだ。優先順位は低い(3番目くらい)ので、ここは妥協の余地がある。同居中に、貯金できていてもおかしくない額程度が妥当と思われるので、700万円程度ならと目安を答える。
返事は前回と同じく、年収がわからない状態では、返事のしようがないと答えておいた。


私がニゲについて思っていたことを話す

ニゲはかつて、言っていた。
「長い間独立したいと思っていた。」
「義父の店の手伝いをしたり、サラリーマンをしたりして勉強していた。」
しかし、その言葉とはうらはらに、会社を経営するということが考えの中にないようだ。不思議でならない。まさか、経営のことが、こうも頭の中にないとは思っていなかった。単に、言い訳として言っているのか、本当に考えがないのかは不明だが、理解することは難しい。


ニゲへの感謝の弁を述べる。

私は、フルタイムで働き、残業もこなしていました。遅く帰っても、そのことで文句を言われたことはありませんでした。「家のことで手の回らなかったこともあった。そのことを、うるさく言わなかったことについては、ありがたく思っている。」といったことを言いました。もちろん、私がそうやって働いているからこそニゲは生活できていたのであり、文句など言いようがなかったはずである。

ニゲのターン 1


待たされている間、申立人待合室で、今回話したことをメモにまとめる。長かった。1時間程度、待たされた。

[続く]

2008年5月7日水曜日

第5回離婚調停 [2/2]

[注意]
本エントリは、私の主観に基づく離婚調停の記録です。
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私のターン 2


10分ほどで終わった。
調停委員さんから、ニゲの話についてと、感想を聞く。




経営と家計がごっちゃになっている

ニゲは、よく言っていた。「いつか、自分で商売を始めるのだと思っていた。」と。
私は、「その程度のこと」はわかっているものと思っていたが、違っていた。
片方の調停委員さんは、会社の経営に関わったことがあるそうで、こういったことには鋭かった。ニゲの間違いに気がついたようである。


私の両親から借りた分も、いくらか援助があったと考えていた

調停委員さんへの説明

ニゲは「私の車の事故もあり、その分だと思っていた。」と言っていたそうだ。そのようにニゲが考えていたことは、初めて知った。
私の答えは、「最初の借金は、事故の前です。2度目のときは、ニゲが保証人になっていた方が、支払い不能になったからです。」である。保証人になっていたことは、支払いが必要になったときになって、初めて聞いた。なお、この保証人話は、かなり確度が高い。私も知っている方で、その頃、不渡りを出している。
私の考え

ニゲの話とかみ合っていないように思われるかもしれないが、それでよいのである。調停委員さんには、何のやり取りもなく、勝手にニゲが援助と判断していたとわかってもらえれば十分だと思った。ニゲに、こう言っておけば何とかなるかもしれないという考えがあるなら、封じる手だてにもなる。


今は駄目だけど、目処が立ったら

調停委員さんへの説明

「『目処が立ったら』というが、私に過去何度も同じことを言っている。信用できない。」
私の考え

これは、借金夫の基本的行動様式であろう。いつまでたっても、先延ばし。確度の低い根拠で、超楽観的判断を下し、他人もそう考えてくれるだろうと思っている。


ずっと理想や夢を語っていた

ネタじゃないかと思いたい。(笑


ニゲのターン 2


帰る時間をずらすためだと思われる。おそらく、20〜30分ほど遅れて、終了となったと思われる。


[第5回離婚調停 完]

2008年5月6日火曜日

第5回離婚調停 [1/2]

[注意]
本エントリは、私の主観に基づく離婚調停の記録です。
細部の省略や、プライバシーに関わる事項についてのご質問等については、お答えいたしかねることもあることをご了承ください。


私のターン 1


基本的に強気の姿勢を保つことにしている。申立人は私なので、イニシアチブはこちらにあると考えていてよい。
35分ほどで終わった。




  • 家計と事業は別。家計の分担以外の支出として1200万円があったのだから、それを請求する。

  • 私の両親に借りたお金と、車の代金と、ニゲの役員辞任を求める。

  • 「辛い状況が続いたのだから、慰謝料を請求したいくらいである。」と言っておく。具体的な額については言わないでおいた。

  • 調停委員さんより、「だいたい3年くらいで払える額にという目安がある。」と言われる。

  • 月々の双方の支出について説明を求められる。

  • 前もって、ニゲの言いそうなことに対して、答えを出しておく。「これまで貸した時、『こんど』とか『入金があったら』というような返事を繰り返していた。ここで妥協したら、結局ずるずるといきそう。信用できない。そういった経緯があるので、額を下げるようなことはできない。」

  • 調停委員さんより、ニゲには離婚の意思はないようであると言われる。



いくつかについて、少し、補足する。

慰謝料を請求したいくらい

払ってもらえるなどとは思っていない。ブラフである。
私には、ニゲの年収がわからない。それでは、こちらも妥協のしようがない。私に妥協の条件を求めてきたら、簡単な収支報告が欲しいと答えようと思っていた。もっとも、いつもいい加減なことを言っていたから、やはりいい加減な報告になる可能性も否定できないが。


月々の双方の支出について

調停委員さんへの説明

月々の家計に対する支出計画は、おおよそ、以下のようであると推察している。
ニゲ 15万円
私 7〜8万円
家事は私がほとんどやっていた。
私の考え

これの他、ニゲが、支払いのお金が足りないというので、仕方なく計1200万円を出していた。年150万円ほどである。私の支出は、月々にすると19〜20万円ほどであったことになる。私の給与は、普通のサラリーマン程度である。つまり、無駄の多い、お金のたまらない一人暮らしをしていたと思えば、腹の立たない程度である。
何度か、家計分担の見直しを提言しており、その際に変更してもよかったはずである。提言の度に、ニゲは抵抗していたが、今となっては実態を知られたくなかっただけのような気がする。


ニゲのターン 1


待たされている間、申立人待合室で、今回話したことをメモにまとめる。長かった。50分程度、待たされた。

[続く]

2008年4月6日日曜日

第4回離婚調停 [2/2]

[注意]
本エントリは、私の主観に基づく離婚調停の記録です。
細部の省略や、プライバシーに関わる事項についてのご質問等については、お答えいたしかねることもあることをご了承ください。


私のターン 2


調停委員さんから、ニゲの話についてと、感想を聞く。
(a) ニゲは、私に依存していると感じたという。
(b) 1200万円という金額に納得できないようである。
(c) ニゲは「離婚も考えに入れる」と言っていたそうである。

ニゲは、パートナーに依存する傾向があることには気づいていた。(a)を聞いて、調停委員さんにまで気づかれるとは、重症であると感じた。

(b)は、想定の範囲内である。ただ、なぜ納得できないのかという説明はなかった。また、もし妥協をするにしても、情報が不足し過ぎ(ニゲの収入と今後の予測)なので、折れる気はない。懸念と言えば、正直に現状を報告されると、支払いは無理だということになってしまう可能性がゼロではないことだろうか。

(c)は予測していなかった。「ようやく」という気がした。

調停委員さんによると、判事さんが経過をみる頃だそうだ。まだやった方がいいのか、といったことを判断するそうである。また、次回は、それ以降も調停を開催するかどうかを判断するために開くという。

調停を始めてからの私の状況を聞かれ、「突然の出費もなくなり、とても楽になった。」と答えた。


ニゲのターン 2


帰る時間をずらすためだと思われる。おそらく、20〜30分ほど遅れて、終了となったと思われる。


[第4回離婚調停 完]

2008年4月5日土曜日

第4回離婚調停 [1/2]

[注意]
本エントリは、私の主観に基づく離婚調停の記録です。
細部の省略や、プライバシーに関わる事項についてのご質問等については、お答えいたしかねることもあることをご了承ください。


私のターン 1


出だしはネコの話題で盛り上がり、リラックスしたムードになる。


  1. 前回、ニゲが出した提案をどう思うか聞かれる。実際にどうなるのかわからないので、紙だけでは信じる気になれないと答える。

  2. 調停委員さんによると、ニゲは今後の見込みを全く出せないようである。

  3. 今回の調停前に法律相談に行った。裁判でも離婚は認められる可能性が高いと言われた。

  4. 別居のままが続くのは、苦痛である。再婚もできない。

  5. 支出圧縮のため、引っ越しをしたことがあることを話す。

  6. ニゲの仕事を手伝うのはどうかと、調停委員さんより提案される。今更する気にはなれないし、以前は私が仕事を辞めると収入が途絶えて危ないと思っていたことを話す。

  7. 私は金銭関係の離婚に関する実際問題、ニゲは離婚したくないの一点張りで、話がすれ違ったまま

  8. 私は、ニゲからの返済として1200万円を主張していた。これは、10年でも月々10万円となり、かなりの額であると、指摘される。



いくつかについて、少し、補足する。

ニゲが出した提案

「見える経営にする」、「工数の把握をする」、「お金はプールしておく」などといった言葉が並んでいた。これを文字通り実行するならば、大変素晴らしいものになるだろうと思う(当然ともいうが…これまでと比べると、素晴らしいとしか言えない。)。しかし、それをニゲが実行するとは到底思えないのだ。これは、方々の借金夫関係の記録にも時折出てくるが、実行できそうもない約束を提示しているだけなのだ。しばらく様子を見させてほしいと言って、調停委員さんには、「口だけで実行しないニゲ」を実際に見てもらうことにした。


ニゲは今後の見込みを全く出せない

ここで言う見込みとは、現在状況の把握と、現状からの直近将来予測などのことである。黒字化への見通しといった意味ではない。
自分一人で仕事をしているはずなのに、出せないという。出したくないのか、管理しようという発想が全くないのかもしれない。さすがにこれには、調停委員さんも呆れて、困っていた。


話がすれ違ったまま

調停が始まって、既に半年が経っていた。しかし、ニゲは未だに、離婚を否定していた。自分でした提案を実行できないのと同様に、離婚を止める力があるとは思えなかった。別居の時間が長くなれば、裁判になっても私の有利な素材が増えるだけだ。粘ろうという思いを強くした。
ニゲが、徐々に生活に困っていくのがわかった。困り行く生活に悩まされずに済んでいることに、安堵していた。


ニゲからの返済

1200万円も返済してもらおうとは思っていなかった。ただ、私のこれまでの負担と現実を、ニゲと調停委員さんに理解してもらう必要があったのだ。また、ニゲの収入が不明なので、どの程度の返済を希望するのか、といった見込みもたてられなかったのである。
ニゲが離婚に同意するまで、この額を変更する気はなかった。同意するのであれば、これは折衝に応じようと考えていた。


ニゲのターン 1


待たされている間、申立人待合室で、今回話したことをメモにまとめる。長かった。1時間程度、待たされた。

[続く]

2008年3月22日土曜日

第3回離婚調停 [2/2]

[注意]
本エントリは、私の主観に基づく離婚調停の記録です。
細部の省略や、プライバシーに関わる事項についてのご質問等については、お答えいたしかねることもあることをご了承ください。


私のターン 2


調停委員さんから、ニゲの話についてと、感想を聞く。
(a) 改善案についてまとめた2枚の紙をもらう。
(b) 私が連れて出たネコのワクチン接種の案内が来たことを知らされる。
(c) 離婚はしたくない。

今までの口先だけのいいわけと思えば、(a)を見たところで、信用できるはずがない。ただし、調停委員さんの意見に沿って、少し様子を見てみようということになる。時間は必要だが、調停員さんにもニゲのいい加減さをよくわかってもらうよい機会だと思った。この案を実行するようなことはないと思ったからだ。

(b)は、ちょっと予想外だった。ただ、既にこの年のワクチン接種は、済ませていた。

(c)は予測の範囲内である。

今までの8年間で疲れた、もうつき合いきれないと、繰り返し言った。会うのも億劫である。次を考えに入れていることも話した。

調停委員さんが、離婚のために、金銭的なことを決める方向へ行くことを、はっきりと言った。
取り下げや、不調だった場合の裁判について、話が出た。もう一度、調停を開くことも考えられるとも言っていた。調停委員さんも、長期にわたると思い始めたようである。

ニゲのターン 2


帰る時間をずらすためだと思われる。おそらく、20〜30分ほど遅れて、終了となったと思われる。


[第3回離婚調停 完]

2008年3月15日土曜日

第3回離婚調停 [1/2]

[注意]
本エントリは、私の主観に基づく離婚調停の記録です。
細部の省略や、プライバシーに関わる事項についてのご質問等については、お答えいたしかねることもあることをご了承ください。


私のターン 1


女性調停委員さんは、怪我で欠席されていました。なので、今回は男性の方だけでした。

主に、お金関係の話と、身の丈に合ってない状態を認めず、それによって信頼を失っていったことを話す。

  1. ニゲが「家賃は払うから、ここに住みたい。」と強く言ったからこそ住むと決めたにも関わらず、家賃を滞納していた。

  2. とても心細かった

  3. まさか、「入ってくるより、出る方が多い生活は成り立たない」ことが分かっていないはずはない思っていた。

  4. 私が働けないような状況になったら、どうするつもりだったのだろうか。

  5. 見通しもないのに、どうしてお金を借りたのか。(返すつもりはあっても、あてはない。なので、口だけになる。)

  6. 今まで、経営するということを、何と思っていたのだろうか。

  7. 信頼できるように努めると言われても、信じる気になれないし、そのような時間も持ちたくない。

  8. 自営業をしていた義父の手伝いをしたりして、経営に関することを経験したはずではないのか。

  9. 途中、少し涙目になった。



いくつかについて、少し、補足する。

心細かった

心細い状況を話すと、「なんとかなる」とか「なんとかする」と言うが、結局は何ともならない。ニゲの言葉は、その場しのぎなのである。最初のうちは、資金繰りが上手く行かず、心苦しいこともあるのだろうと好意的に見ていた。しかし、どうも、そうではないようなのである。
心細さを改善させるための具体策を挙げると、否定する。もっと家賃が安いところへ引っ越そうと提案したときには、ニゲはあれこれと言い訳をして、否定した。今思えば、家賃を滞納していたので、引っ越すのは無理だと思っていたのかもしれない。


入ってくるより、出る方が多い生活は成り立たない

まさか、このような基本的なことも理解できないなどということはないだろうと思っていた。
というのも、時折、一緒に買い物に行くと、値段を見て比べたり、購入を検討していたのだ。しかし、これは、私が思っているような内容とは異なっていたようなのである。ニゲは、自分の欲求によって異常に甘くなる基準をもとに、購入を検討していたのだ。しかも、元の基準自体も、甘かったと思われる。


少し涙目

これまでなるべく冷静に話していたが、今回の話は強調したかったこともあり、少し感情を交えていた。当初、涙目になるつもりはなかった。しかし、効果的だったようなので、結果オーライとした。


調停委員さんから、いくつか言われた。
ニゲは「足下を見ていない」
「内助の功がマイナスですからね」
「私が家を出て独立するにしても、元手金が必要だ。お金関係の条件について、話しておかなければならない。」
「経営について何も知らないわけではないようだが、どうしてか。」と聞かれた。「ここ2〜3年、社員教育などを受ける機会があり、経営について少し分かるようになってきた。」と答えた。


ニゲのターン 1


待たされている間、申立人待合室で、今回話したことをメモにまとめる。

[続く]

2008年2月2日土曜日

第2回離婚調停 [2/2]

[注意]
本エントリは、私の主観に基づく離婚調停の記録です。
細部の省略や、プライバシーに関わる事項についてのご質問等については、お答えいたしかねることもあることをご了承ください。


私のターン 2


調停員さんから、ニゲの話についてと、感想を聞く。
(a) 気落ちして、仕事が手につかない。
(b) ニゲは再就職は困難なので、しないと言っている。
(c) 納得するところがないようだ。

まず、(a)だが、実は私もこの頃は不安定な精神状態で働いていた。ちょっとしたことがきっかけで、後悔に襲われ、涙が出てきてしまうような状態だった。しかし、働いた。自分の将来のためである。目先の苦しさに負けてはいけないと思っていたのだ。ニゲにはさらに現実的に、自分で自分の生活を成り立たせていかなければならないという問題があるはずである。「そんなことを言っている余裕があると思っているの?」と思った。

ニゲは、私より一回り以上年上なので、(b)は当然の反応だろう。でも、ある程度、腕に覚えがあるのだから、見栄さえ捨てられればなんとかなるような気がする。それに、私の収入だってあるのだから、二人でやり直すというのならば、ひとりできっちりと稼ぐ必要もないのである。ただ、ニゲは、収支についてろくな説明をしていない。もしかしたら、私が思っていた以上の、私には言えない借金があったのかもしれない。

もし、離婚を切り出された原因が分かるようならば、そもそも離婚を切り出されるような事態は回避できただろう。(c)は予測の範囲内である。

調停委員さんより、お金を出すときに強く言うべきであったのではないかと言われる。確かに、そうだろう。「厳しくいうと不機嫌になり、一応の目処をいうが、それが当てになったことはなかった。返すあてなどなく、言っていたのかもしれない。」と答えておいた。

今回は、ここまでということになった。調停委員さんより宿題を出された。「どのような条件でなら、ニゲのことを認められるのか。」を考えておくようにとのこと。思いつかないが、とりあえず、考えてみることにした。

ニゲのターン 2


帰る時間をずらすためだと思われる。おそらく、20〜30分ほど遅れて、終了となったと思われる。


[第2回離婚調停 完]

第2回離婚調停 [1/2]

[注意]
本エントリは、私の主観に基づく離婚調停の記録です。
細部の省略や、プライバシーに関わる事項についてのご質問等については、お答えいたしかねることもあることをご了承ください。


私のターン 1


調停委員さんより、第1回目からの近況を聞かれる。
・ボーナスがでたため、それを使って自動車ローンを繰上完済した。
・離婚の意思は固い。
・今は、心も落ち着いてきている。

ニゲが長期出張をしていてもがんばっていられたのは、「支えたいという気持ちが、あなたにあったからでしょう。」と言われる。口には出さなかったが、「長期出張でも、出費が賄えるというのなら、それで上等。」と思っていたからでもある。当時の私は、家庭を顧みる余裕がなくとも、ニゲの仕事が黒字になればそれが最上だったのである。

調停委員さんとのやり取りの中で、ニゲが両親と私に借りたお金については、なるべく返してもらう方向でいきましょうという話になる。

ズルズルとお金を渡していた訳について話す。
(1) 入金の予定が分かっても、出金の予定があることも分かっているので、強く返済を主張できなかった。

ニゲの仕事を手伝って欲しいと言われた時のことについて話す。
(2) 「勤めを辞めてしまうのは、リスクが高過ぎた。二人とも不安定な収入になるわけにはいかない。」
調停委員さんは、「辞めなくて良かったのかもしれない。」とコメントする。

第1回目の調停で、調停員さんとニゲのやり取りで出てきた事柄について応答する。調停委員さんの思ったことについても聞く。
・やり直せないかと言っていた。
・男性調停委員さんは、元業界の人らしく、業務の実情について詳しかった。
・ニゲは、会社のお金と家計がごっちゃになっていたので、状態が分からなくなっていたのではないかと感じたそうである。
・「1200万円は8年間でならすと、とびきり大きな額ではない。」と指摘される。私も、「仕事で出て行く額としては、とびきり大きな額ではないと認識しているが、家計にとっては大きかった。」と答える。

ついでなので、過去のお金に絡む事実も話しておく。
(3) 以前に、1回、銀行から融資を受けようとして、うまくいかなかったことがある。

調停委員さんより、「お金の問題もあるので、粘り強くやっていこう。」、「両親に借りた分などは、私の立場もあるだろう。」と言われる。その通りである。また、私の給料は、「とびきり多くもないが、さほど悪くもない。」と言われる。同感である。それで生活ができない状態に傾きがちだったから、私はそれを問題だと認識し続けていたのである。

また、以下のような、お約束な質問をされる。
・生活費などはもらっていないのか。
・連絡を取っているか。
生活費は一切もらっていなかったが、実家に住んでいる上、給料もあるので困ってはいないと答える。自動車ローンが繰上完済できているくらいなのだから、困っているわけはないのである。おそらく、確認しておくべきことなのだろう。
連絡もメールでやり取りはあったが、事務的な事柄であったことを話した。

ニゲから、年末にプレゼントをもらったが、未開梱であることを話した。ニゲは、なぜか勤め先にプレゼントを贈ってきていたのだ。箱ごと机の下に押し込んでそのままになっていた。

私のターンが終わるにあたり、調停委員さんより提案がある。
どのような条件でなら、ニゲのことを認められるのかを挙げておいて欲しい、とのこと。もしそれがダメだというのなら、説得に使えるとも言われた。


ニゲのターン 1


待たされている間、申立人待合室で、今回話したことをメモにまとめる。
ニゲは遅刻ていて、ニゲのターンは、到着し次第になる。次に呼ばれるまで、1時間以上待つ。

[続く]

今年の展望

楽しみにしてくださっている方もいらっしゃるというのに、更新が滞っておりました。すいません。

月に2〜3回は更新をと思っておりましたが、年末年始と色々とあり、ちょっと週末の自分だけの時間が減りました。新しい彼氏ができました。お互いの存在はかなり以前から知っていたのですが、再び独身になって再会してから、お付き合いを始めました。

そろそろペースもつかめてきたので、自分の時間を工面しました。

さて、昨年末までにニゲがやらなければならないことがひとつありました。しかも、調停調書にも書かれていることでした。それが実行されたかどうか、何の連絡もないのです。さすがに、年が明けてひと月経ったため、確認を取ってみようかと思っています。これで、何もやっていなかったら地裁に連絡を取ろうと思っております。ただ、内容的には、地裁が何かできるというような性質のものではないために、「ニゲは何もやろうとしない人だ」というアリバイのためでしかありませんが。

ところで、おつき合いしている彼には悪いのですが、どうも自分の判断に自信が持てません。彼になんといわれても、自分の判断を疑っているため、返答ができないのです。目の前の返答だけではなく、もっとそれ以前のところで何かあるのではないか、という疑問につきまとわれています。

種類を問わず大きな判断の誤りを経験すれば、当然、抱くようになる考えだと思います。

失敗は、挑戦をした者しか手に入れることができないものです。その失敗が、新しい視点を与えてくれているのだと思います。なので、疑いを抱く今の自分を、よく理解しようとしています。それが、挑戦で手に入れられるものの価値を高めると信じているからです。