2007年11月4日日曜日

家賃を大滞納 [後編]

[注意]
本エントリは、私の主観に基づく、別居開始までの記録です。
細部の省略や、プライバシーに関わる事項についてのご質問等については、お答えいたしかねることもあることをご了承ください。

夕方の不動産屋さん


ニゲと不動産屋さんに出向く予定の日、仕事はまだ忙しかった。しかし、無理を言って、定時より早く退出させてもらった。

ニゲが途中で渋滞に引っかかり、予定より少し遅れて不動産屋さんに到着した。

不動産屋さんのオフィスで、ニゲは、申し訳ないが資金繰りの都合上、再来月末まで支払いはできないという説明をした。不動産屋さんも、額は大きいものの、大家さんが滞納に気付くまで間がありすぎることから、説得はしてみると言ってくれた。ただし、滞納分の支払いは一括にすることと、今後の滞納には厳しい対処がありえるとのことだった。いずれも、仕方がないとしか言えないことだった。

ついでに、ニゲは不動産屋さんに指摘を受けた。以前に話した時から感じていたことだがと前置きをした上で、「不誠実としかとれない態度が多い」、「横柄」だと。
私には、不動産屋さんがそう思うような態度をとる状況に、心当たりがあった。ニゲは支払いできていないと自分で分かっている時、非常にむすっとした態度をとることがあるのだ。その、開き直り直前のような態度は、決していい印象を与えない。
以前に不動産屋さんとやり取りをしたときにそのような態度であったということは、その時、既に滞納を自覚していたと考えられる。

如何に状況の把握が鈍かったからとはいえ、あまりの滞納率の高さに、大家さん側からは債権放棄も話に出た。そしたら、ニゲは即対処をしたのだ。
ニゲにとって支払いとは、厳しい催促や圧力があって始めてなされるもののようだ。

ニゲにとって支払いとはなんであろうと思い、ローンを返済しながら遠方で暮らす大家さんのことを考えた。大家さんは、家賃を繰り上げ返済の資金にしようと思っていたのではなかろうかと。子どももいるのだろうに…とも。

別居開始1週間前


肝心の支払いは、結局、15万円ほど足りなかった。私は見切り千両だと思って補填した。ニゲは自分が払ったのだと思っただろう。一旦、財布に入ってしまえば、自分のお金も、他の人のお金も区別がつかないのだから。

私が実家へ引っ越したのは、滞納家賃を支払った次の月の初旬だった。

0 件のコメント: